デザイン思考

デザイン思考は、デザイン経営を考えるときに根幹になる考え方です。普段からデザイナーがおこなってる思考パターンを、ノンデザイナーの人達も活用しようというものです。

スタンフォード大学をはじめ、国内外の多くの大学が授業で取り上げるようになり、ビジネスの現場でもつかわれるようになりました。とはいえ、難しい理論ではなく、それならわたしも普段やってるかもと思われる様なプロセスです。

デザイン思考の中身

有名なスタンフォード大学のものは、直感で分かりづらいので、いろいろな解釈と、自分なりのデザイン経験をふまえて、デザイン思考のパターンを考えて見ました。

  1. 知る、調べる
  2. 着想、仮説
  3. 試作
  4. テスト
  5. 本番
  6. 反復

教科書で習うスタンフォードのものは5ステップです。2番が定義と概念化の2つにわかれていて、5番目の本番がありません。わたしのアイデアは、ウェブや広告などのコミュニケーションデザインの場合を想定しています。

知る、調べるは、お客様にヒアリングし、お客様の問題意識を知ったり、市場調査や競合調査、アクセスログ解析などをして素材を集める段階です。

着想、仮説は、その問題を解決するには、こういう戦略が考えられるのではないかと、ひらめいたり、仮説を立てたりする段階です。

試作はデザイン思考の中心となる部分、着想、仮説をいろいろ検証するより、まず早い段階で試作をしてみるということです。デザイナーがラフを描いて、それに基づいてお客様に確認するためのカンプやモックを作ることに由来しています。

テストは、試作したものを試してみること、このことで早い段階で問題点が発見されます。問題点は試作にもどり、またテストをします。スタンフォード大学がここでとまってるのは、この繰り返しを重視してるからです

本番はわたしのアイデアならではの考え、ずっと試作のままでは、本当の意味でのテストにはなりませんから、ある程度の品質になったら、本番として公開する必要があります。スタートアップ企業などは、最小限のプロダクト(MVP)を素早くリリースして、常にアップデートすべきという意見もありますが、これには賛否両論があります。

最後の反復は、以上に上げたプロセスを、一度限りでおわることなく、常に繰り返していく必要があります。よくビジネスの現場でつかわれる、PDCAと同じ考え方です。

サービス内容

キゴウラボのデザイン思考アドバイスは、デザイン経営アドバイスの一環としておこないます。基本概念を理解するミニセミナーと、業務での実践のお手伝いを行います。

また、実際に弊社にウェブや広告などのコミュニケーションデザインをご依頼いただいたときは、このプロセスでご提供するかたちになります。

費用

ご要望によって費用と内容はかわりますが、標準的なものは以下の通りです
デザイン経営アドバイスとあわせて、36万〜(ミニセミナーの場合)

ご相談

お問い合わせから、ご要望をご記入のうえご連絡ください。